やまなかこども歯科では、通常の歯科医院とは治療の流れが少々異なります。当院では、お子様の気持ちを理解し、寄り添いながら進めていきますので、治療期間が長いお子様、短いお子様など、ひとりひとり治療が終わるまでの期間がバラバラです。これは、年齢を重ねても健康なお口が続くように、丁寧な治療と対応で安心して通うことの出来る場所であるためです。
お子様にとって歯科医院に対して抱くイメージは、今後の口腔環境を左右するといっても過言ではないと考えます。お子様のご年齢は、生後何か月からでも大歓迎です。スロープを設置しておりますので、ベビーカーの方でも安心してご来院ください。
step1.初診
当院では、歯医者さんらしくないような優しく、温かい空間づくりを心がけております。診療室に入るまでは、キッズスペースのある緊張感の少ない待合室でお待ちいただけます。また、診療室では、天井のテレビを見ながら治療を受けることができ、お子様にとって楽しくうれしい設備が整っております。
※既往歴や服用しているお薬、アレルギーなどがある場合には、必ず問診票にご記入いただくか、スタッフまでお伝えください。
ダイアグノデント(お口の検査)
「ダイアグノデント」とは、虫歯の有無や、虫歯の深さをチェックする、光を照射して使用する虫歯の検査装置です。
レントゲン撮影とは違い、低出力のレーザー光を歯に照射するだけなので、小さいお子様でも安心して虫歯の確認ができるということが特徴です。光を当てるだけなので、もちろんお痛みもありません。
レントゲン(バイトウィング法)
バイトウィング法は、「歯と歯の間の虫歯」等が可能なレントゲン撮影法です。やまなかこども歯科では、1年に1回、定期的に、このバイトウィング法でレントゲン撮影を行い、咬合面や隣接面などの虫歯の確認を行います。
※歯科のレントゲン撮影で発生する放射線は非常に微量であり、体に影響を与えることはありませんので、ご安心ください。
歯磨き&食事指導
歯科医院でのケアも重要ですが、歯磨きや食習慣など、日々の生活の中でのケアや食事習慣も、虫歯予防において非常に大切です。歯磨き指導、食事指導では、各ご家庭の生活背景を考慮しながら、虫歯のリスクを下げられるように、適切な習慣が身に着けられるようアドバイスをいたします。
お子様のご年齢によっては、仕上げ磨きが必要なこともありますので、できる限りご一緒に来院をお願いいたします。
step2.治療
治療は早急な処置が必要な場合を除き、お子様のペースに合わせて進めていきます。当院では「TDS法」というテクニックを取り入れ、お子様の気持ちに寄り添った治療ができるよう努めております。
部位を分けて治療
複数の歯を治療する場合には、一気に全ての歯を治すのではなく、いくつかのブロックに分けて治療を進めていきます。
やまなかこども歯科では、お子様の気持ちを第一に考え、負担の少ない治療を心がけています。早急な治療が必要な場合を除き、無理な治療を行うことはありませんので、安心してお任せください。
痛みの少ない麻酔
治療時には必要に応じて、「局所麻酔」や「笑気麻酔」をいたします。どちらも安全性が高く、麻酔効果に優れた麻酔法ですので、お子様でも安心して痛みの少ない治療を受けていただくことが可能です。
麻酔について詳しくは、なるべく痛くない麻酔のページもご覧ください。
step3.治療完了
治療が終わった後は、定期検診へと移行します。生え変わりや歯並び、お口の中で心配なことがあれば、定期健診に関わらず、随時お気軽にご相談ください。
step4.定期健診
生え変わりの時期は、歯並びや虫歯の予防に関わる大事な時期です。そのため、お子様ごとにリスク等を考慮しつつ3~4か月に1回の来院を推奨しております。
こどものクリーニング(PMTC)
お子様でも大人のように、歯石や着色が付着することがあり、決して珍しいことではありません。これらの沈着物は、歯ブラシでは取り除くことができないため、歯科医院でのクリーニングが必要です。
大人の歯石取りと変わりはなく、痛みはありませんのでご安心ください。
フッ素&シーラント
フッ素やシーラントは、虫歯予防において大きな効果を発揮する予防処置です。定期健診では、虫歯を効果的に予防できるように、このフッ素塗布やシーラントを行います。
TDS(Tell Show Do)法とは?
当院では、歯医者さんが苦手・怖いというお子様のために、「TSD法」というテクニックを用いて治療前のトレーニングを行います。 私たち大人でも「どういった目的で」「何を使って」「どういうことをするのか」、これらのことが分からないまま、知らない場所でいきなり治療をされるのは怖いですよね。まだ幼いお子様にとっての歯科治療は、それと同等、あるいはそれ以上の恐怖心ではないでしょうか。
TSD法は、このような不安や恐怖を徐々に和らげ、お子様ご本人が治療のことをしっかりと理解して治療に臨むためのトレーニングです。
Tell(教える)
これから行うことを、どのようにやっていくのかを、お子様に分かりやすい言葉でお話しします。
Show(見せる)
処置に使用する機械や器具を、実際に繰り返し見ていただきます。どう動き、どのようなものなのかを理解するステップです。
Do(やってみる)
「教えて(Tell)」「みせた(Show)」とおりに、「実際にやってみる(Do)」という最終的なステップです。最初から全てできなくとも、徐々にできることを増やしながら、最終的にはきちんとできるようにお手伝いします。