電話

遊び盛りのお子様にとって、怪我は日常茶飯事のようなものですが、歯は皮膚のように再生することはありません。

怪我のあと適切な処置をしなければ、生え変わる永久歯に影響を及ぼすこともあります。乳歯だから折れても大丈夫という事ではないのです。

お子様の歯の外傷は、交通事故等だけではなく、転倒や家具により日常生活の中でも度々起こります。やまなかこども歯科では、このような外傷が起きたときの急患対応も随時受け付けております。歯の外傷は、迅速な対応と正しい応急処置が求められます。お電話にて状況のご確認及び、ご来院いただくまでの応急処置等をお伝えいたしますので、慌てずにまずは当院までご連絡ください。

お子様に起こりやすい外傷

歯の位置が大きくズレた、歯が抜けた(脱臼)

特に、自分で歩けるようになる1~2歳、所謂よちよち歩きの時期に多く起こる外傷です。この時期はまだ歯の土台(歯槽骨)が柔らかいことから、歯が折れるよりも衝撃によって「めり込む」「飛び出る」「位置がズレる」「抜け落ちる」などの脱臼が多いとされています。

亜脱臼

治療法

歯の根っこの部分が折れておらず、可能な場合には抜け落ちた歯を元の位置に戻し、2週間程度器具で固定を行います。固定が終わった後も、神経が回復しているかを確認するために、暫くは経過観察をする必要があります。

脱臼時のポイント

  • 抜け落ちてしまった歯は、こすったりしない
  • すぐに牛乳、もしくは生理食塩水に浸す
  • なるべく早急に歯科医院を受診する

歯が欠けた、折れた(破折・歯根破折)

折れた歯

破折は、7~8歳のお子様によく起こる外傷です。特に上の前歯が多く、スポーツや遊具による破折が多い傾向にあります。また、歯ぐきの中にある根っこの部分が折れてしまうこともあり、この場合には「歯がグラグラする」といった動揺が見られます。

いずれも適切な処置が必要であるため、早めに歯科医院を受診するようにお願いいたします。

治療法

歯が欠けた場合、欠けた大きさによって治療が異なります。

  • 小さい破折…折れた歯をつける、もしくは虫歯治療のように、白いプラスチックで欠けてしまった部位を補修します。
  • 大きい破折…神経が露出してしまった場合、感染を確認して出来るだけ残せるように神経の処置をします。
  • 根っこの破折…基本的には抜歯をし、永久歯が生えるまでは器具で抜いた分のスペースを保持します。

破折時のポイント

  • 欠けた方の歯が残っていれば持参する
  • 特に大きく欠けて歯の神経が露出しているときには、なるべく早く歯科医院を受診する

歯を強くぶつけた(打撲)

外傷

打撲は破折や脱臼に比べ、見た目こそあまり変化がありませんが、歯と土台である骨を繋ぐ、歯根膜(しこんまく)という組織が炎症を起こしている状態です。このことから一時的に痛みや違和感がでたり、歯が染みることがありますが、多くは暫く様子を見ると症状が落ち着いてきます。

しかし、衝撃の程度によっては血管が断裂することで、歯の神経が死んでしまい、歯の変色が起こることがあります。こうなった場合には、歯の神経をとる治療が必要になりますので、受診後も経過観察が必要です。

治療法

軽度の場合には、噛み合わせの調整や食事の指導をし、歯を安静に保ちます。また、歯に揺れがある場合、一時的な固定をすることもあります。経過観察後、神経が死んでしまった場合には、神経の治療に進みます。

打撲時のポイント

  • 歯が揺れる、欠けるといった症状がなくても念のため受診

その他の口腔外科処置

その他抜歯や上唇小帯切除などの外科処置では、お痛みがでにくいよう麻酔を使用いたします。

上唇小帯の切除

上唇小帯

「上唇小帯(じょうしんしょうたい)」とは、上唇をめくった時中央に見える、粘膜のひだのことです。

上唇小帯は通常、成長とともに短くなりますが、成長後も上唇小帯が長く、歯に近い場所にあったり、肥厚していたりする場合、「前歯が生えるのが遅い」「すきっ歯(正中離開)」などの歯並びへの影響を与えてしまうことがあります。

そういったケースでは、メス等で軽く切除し、適切な長さにする「上唇小帯の切除」を行います。局所麻酔下であり、縫合も最小限で行うため、比較的負担の少ない外科処置です。

乳歯の抜歯

裏から生えてきた永久歯

乳歯は下から永久歯に押され、グラグラと揺れた後自然に抜け落ちるため、通常は歯科医院での抜歯は必要ありません。

しかし、以下のようなケースで必要と判断した場合には、乳歯の抜歯を行うことがあります。

  • いつまで経っても乳歯が抜けない(乳歯晩期残存)
  • 動揺が大きく、すぐにでも抜けそうなとき
  • 重度の虫歯…等

乳歯の抜歯は、主にこれから生えてくる永久歯に影響が出る可能性のあるときに行います。

歯の生え代わりは、今後の歯並びに大きく関わってきます。やまなかこども歯科では、この乳歯から永久歯のバトンタッチがスムーズに行われるように診断、処置いたしまので、このような生え変わりに関するお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。

※永久歯が歯ぐきに埋まっている(埋伏歯)、顎の骨が折れているなど重度の外傷の場合には、大学病院等へのご紹介となります。

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やまなかこども歯科スタッフ